C4D 新バージョンへの環境移行メモ
はじめに
このエントリーはCinema 4Dの新しいバージョンを導入する際、自分がやったことのメモです。
次のことをやりました。
一般設定フォルダの確認
まず、ユーザーごとに異なる「一般設定フォルダ」の場所と名前を確認しておきます。
ユーザレイアウトの引き継ぎ
C:\User\ユーザ名\AppData\Roaming\MAXON\CINEMA 4D R** Studio_XXXXXXXX\library\layout
にある.l4dファイルと.prfファイルを新バージョンの同じ場所へ移動
初期レイアウトの引き継ぎ
C:\User\ユーザ名\AppData\Roaming\MAXON\CINEMA 4D R** Studio_XXXXXXXX\prefs\template.l4d
を新バージョンの同じ場所へ移動
手動インストールしたプラグインの引き継ぎ
C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R** Studio\plugins
にあるcinema4dsdk
以外を新バージョンの同じ場所へ移動
カスタムコマンドの引き継ぎ
ここで言うカスタムコマンドとは、自分好みにカスタマイズしたショートカットキーのことです。例えばデフォルトではRedoは「Ctrl+Y」になっていますが、僕はこれを「Ctrl+Shift+Z」にしています。
C:\User\ユーザ名\AppData\Roaming\MAXON\CINEMA 4D R** Studio_XXXXXXXX\prefs\shortcuttable.res
を新バージョンの同じ場所へ移動
また、同フォルダにあるCINEMA 4D.prf
は環境設定(メモリやGPUの設定など、一般的なC4Dの設定)ファイル、c4d_language.prf
は言語設定のファイルだった。
UIカラーの引き継ぎには自分の場合dark.col
ファイルの移動も必要だった。
他の.prfファイルは何の設定のものなのか分からないものも多く、不便を感じるまで移動は様子を見ることにした。
コンテンツブラウザ関係のファイルのHDDへの移動
StudioやBroadbandなどについてくるプリセットなどのデータが重いのでHDDに移した上でシンボリックリンクを飛ばした。
ただ注意があって、プリセットファイル(.lib4d)の入っている「browser」というフォルダをHDDに移動し、そのbrowserフォルダに対してシンボリックリンクを飛ばしたところC4D側で認識されなかったため、フォルダ内部の.lib4dファイルに対してそれぞれ個別にシンボリックリンクを飛ばしてやる必要があった。
具体的な手順としては
- C4Dアップデータでコンテンツをダウンロードする
- ダウンロードしたコンテンツのフォルダ(
C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R** Studio\library\browser
)をHDDの任意の場所へ移す - .lib4dファイルがあった場所(
C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R** Studio\library\browser\
)に移したファイルへのシンボリックリンクを作成する
シンボリックリンク作成はコマンドプロンプトを管理者権限で実行して各.lib4dファイルに対して
mklink /D "C:\Program Files\MAXON\CINEMA 4D R** Studio\library\browser\*********.lib4d" E:\C4D\symboliclink\R18\browser\*********.lib4d
した。
他には
日本語ドキュメント、インストーラを用いたプラグインのインストールなどは正規の手法(C4Dアップデータ経由、専用インストーラ使用)で再度導入した。