ConoHaでCentOS7.1入れてウェブサーバ建てた備忘録(2)
(1)の続き
Apacheのインストールと初期設定
ファイアーウォールの設定
現在のfirewalldの設定を確認します。
$ firewall-cmd --list-all
とすると
public (default, active) interfaces: eth0 sources: services: dhcpv6-client http ssh ports: 21/tcp masquerade: no forward-ports: icmp-blocks: rich rules:
みたいに出てくるが、services:のところにhttpがなかったら
$ firewall-cmd --add-service=http --zone=public
と打ってゾーン(通信許可リストみたいなもん)にhttp通信を追加する。(参考ページ)
実際にssコマンドでネットワークの状況を確認する。(-aは全てのソケットについて表示、-nはポート番号をサービス名に変換しない、-tはtcp通信のみ表示)
$ ss -ant State Recv-Q Send-Q Local Address:Port Peer Address:Port LISTEN 0 128 :::80 :::*
のように80番ポート(中央列中段あたり)が開いている(LISTENになっている)ことが確認できればよい。(行数はもっと出てくる)
接続テスト
この時点でウェブブラウザに「http://<IPアドレス>」と入力するとで接続できるはず。
この場合のIPアドレスについては備忘録(1)に書いてあるものと同じ。
shutosg.hatenadiary.com
実際に接続した画面。
この画面はApacheがデフォルトで用意してくれているもので、ドキュメントルートである「/var/www/html/」に何も無いと表示されるようだ。
言い換えれば、「/var/www/html/」にindex.htmlとか置くとそれが表示される。
ドメインの設定
やりたいこと
- 現在「http://000.000.000.000」みたいに直接IP入力して接続しているのを、「http://shutosg.net」とかで接続できるようにする。
その為の手段
そもそもDNSの仕組みとかよく分からないって人はこのページとか見ると良いと思います。
xn--u8j7eobcu7j2kyg7f.jp
ConoHaの無料DNSにドメインを登録する
やることはこのページの「ドメインを追加する」と「DNSレコードを追加/変更する」の項目。ただ注意したいのは、GeoDNSは使わなくていいということ。GeoDNSが「無効」になっていても無料DNSはきちんと動作してくれる。一番上に「有効・無効」というスイッチがあるのでつい有効にしたくなってしまう不親切なUI。
入力するDNSレコードはAレコードで、「名称」は未入力でもよく、「値」には上記のIPアドレスを入力する。
なお、「NS」の値は次で使うのでコピーしておくとよい。
DNSレコードについて参考リンク。
server.change.jp
ドメイン管理会社の設定で、DNSサーバは外部のサーバ(ここではConoHaのサーバ)を用いるように変更する
ここでは「お名前ドットコム」での操作一例。
まあ画面見れば分かるでしょう。
ここでDNSサーバのドメイン入力欄に、ConoHaの無料でDNSサーバのドメインを入力する。上記でAレコードを追加した際にNSとして既に入力されていたものがそれである。
画面に従って変更の申請ができたら数分以内に申請受付メールが届く。その後数分〜数時間で変更完了メールが届き、それからさらに1時間〜1日後くらいにドメインの変更が適用される。僕の環境だと申請から数時間くらいで完了したけどググったら3日とかかかる場合もあるらしいので、気長に待ちましょう。僕も最初ドメインの変更は即時に適用されるのかと思っていたので、「あれ、変更されない〜〜〜」とか悩んでいたけど単に時間の問題だった。
wordpressの導入(参考リンクのみ)
CentOS 7 でLAMP(Apache+MariaDB(MySQL)+PHP)インストールからWordPressを動かすまで(Apache編) | レンタルサーバー・自宅サーバー設定・構築のヒント
既にApacheとかfirewalldとかは導入してあるので適宜読み飛ばしてできました。